スーパーカブといえば、長年にわたり多くのライダーに愛されてきたホンダの名車。その中でも一部で「ダサい」「不人気」と言われがちな存在が、四角いヘッドライトが特徴の“角目スーパーカブ”です。丸目に比べて親しみや愛嬌に欠けるとされるこのデザインは、見た目だけで評価が分かれる傾向があります。しかし本当に角目モデルは避けるべき存在なのでしょうか?
この記事では、スーパーカブ角目モデルがなぜ「不人気」「ダサい」とされるのか、その背景をデザイン面・年式・型式別に詳しく分析。さらに、近年再評価されつつある角目モデルの魅力や、中古市場での価値、カスタムの自由度についても徹底的に掘り下げていきます。角目カブが気になる方や、他人と違う1台を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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角目スーパーカブが「ダサい・不人気」と言われる理由をデザイン・世間の声から分析
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年式・型式ごとの特徴と角目モデルの実用性を詳しく紹介
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角目モデルは実は中古市場で狙い目!価格と状態のバランスが優秀
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カスタム次第で「渋いバイク」に!丸目化や角目特有のカスタム事例も紹介
なぜ「スーパーカブ角目は不人気でダサい」と言われるのか?その理由を徹底解説!

・スーパーカブ角目の年式と型式による評価の違いとは?
・中古市場ではどう評価されている?角目スーパーカブの中古価格と需要
・角目が「ダサい」と言われる原因はデザイン?角目モデルの印象と世間の声
・「渋い」と再評価の声も?角目スーパーカブの魅力とは
スーパーカブ角目の年式と型式による評価の違いとは?

スーパーカブの「角目」と呼ばれるモデルは、その名のとおりヘッドライトが四角い形状をしており、従来の丸目デザインから大きく印象が変わったことから話題になりました。角目モデルが登場したのは主に1990年代から2000年代初頭にかけてで、具体的には「C70」や「リトルカブ」の一部年式、「スーパーカブ90 カスタム」などが該当します。この角目仕様のカブは、当時のデザインの流行を反映した結果ともいえるのですが、現代のバイクファンから見ると「ダサい」「愛嬌がない」など否定的な意見も少なくありません。
特に角目モデルの型式には「HA02」や「C90カスタム(HA02型)」などがあり、性能面では信頼性も高く実用性は抜群です。しかし、見た目がレトロではなく、かといって今風でもないという“中途半端な印象”を持たれてしまい、近年のリバイバルブームにおいては評価が分かれる存在になっています。
ただし、その独特のデザインが「逆に渋い」「無骨でかっこいい」と感じる層も一定数存在しており、角目特有の雰囲気を評価する声もあります。つまり、角目カブの年式や型式は「好みによって評価が大きく分かれる」というのが実情です。中古市場では年式によって価格差があり、角目モデルのほうがやや安く手に入ることも多いため、コストを抑えたいユーザーには魅力的な選択肢となっています。
【スーパーカブ 50 カスタム】
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型式:C50(角目)・AA01
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主な角目年式:1982年~2007年
→ ヘッドライトが角型で、黒を基調にしたカラーが多く、実用重視の雰囲気。新聞配達など業務用にも多く採用され、耐久性と燃費性能に優れています。
【スーパーカブ 70 カスタム】
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型式:C70(角目)・C70K3 以降
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主な角目年式:1982年~1999年ごろまで流通
→ 丸目のクラシックC70とは異なり、角目はやや無骨な印象。高年式になるほどパーツや装備が近代化されていきました。
【スーパーカブ 90 カスタム】
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型式:HA02(角目)
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角目年式:1982年〜2007年ごろまで販売
→ 通称「カブ90カスタム」。パワーがあり積載力にも優れ、新聞配達などのプロユースに根強い人気。角型ライト、角型ミラー、フラットシートが特徴。
【リトルカブ(角目後期型)】
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型式:C50(後期)・AA01
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角目年式:一部2000年代の限定仕様で角目ヘッドライト装備
→ 基本は丸目だが、限定カラーや仕様で角目ライトを採用しているケースも。台数は少ないが、希少性あり。
中古市場ではどう評価されている?角目スーパーカブの中古価格と需要

角目ライトを採用したスーパーカブは、デザイン面で好みが分かれることから、中古市場においても独特な立ち位置にあります。特に「角目=ダサい」というイメージがネット上で広まっている影響もあり、丸目モデルに比べて敬遠されがちです。そのため、角目モデルは中古価格が比較的リーズナブルに設定されていることが多く、予算を抑えたい人やカスタムベースとして狙う人には、実は狙い目とされています。
たとえば、角目モデルの代表的な型式である「スーパーカブ90カスタム(HA02型)」は、エンジンの耐久性や実用性に優れているにもかかわらず、丸目の「C90」や現行の「スーパーカブ110」などに比べて人気が低いため、状態の良い中古車でも価格が抑えられています。また、1990年代後半~2000年代初頭の角目年式のモデルは、中古バイクショップやネットオークションでも多く流通しており、選択肢が豊富なのも特徴です。
一方で、「角目=不人気=安い」という図式が逆に一部ユーザーの注目を集め、「渋くて人と被らない」と評価する声もあります。近年では角目カブをベースに個性的なカスタムを施す人も増えており、クラシックテイストやレトロ感を活かした改造によって、新たな魅力を見出されているのです。
総じて、角目スーパーカブは中古市場では“通好み”とも言えるポジションにあり、価格と性能のバランスが取れたコスパの良い選択肢です。見た目にさえこだわらなければ、非常に実用的かつ個性的な一台としておすすめできるモデルだと言えるでしょう。
角目が「ダサい」と言われる原因はデザイン?角目モデルの印象と世間の声

スーパーカブの「角目モデル」が「ダサい」と言われる最大の理由は、やはりその独特なヘッドライトデザインにあります。長年親しまれてきた丸目のライトが持つ「クラシックで愛嬌のある雰囲気」に対し、角目ライトは無骨で直線的。これが一部ユーザーには「近未来的すぎる」「古くさいのに現代的でもない」と、中途半端な印象を与えてしまうのです。
特に1980年代後半から1990年代にかけて登場した角目年式のモデルは、機能面では非常に優れているものの、丸目カブと比べてデザイン性が評価されにくく、ネットやSNSでも「ダサかわいい」「昭和感がすごい」といった、やや揶揄を含んだ意見が目立ちます。また、ヘッドライト周りのデザインだけでなく、ウインカーやメーターの造形も角張っており、レトロ感というより“時代を感じさせる古さ”という印象を持たれがちです。
さらに、現行モデルが再び丸目デザインに戻っていることも、角目モデルが敬遠される一因です。メーカー自らが「やはり丸目がカブらしい」と判断したかのような印象を与え、角目モデルは“過渡期の産物”と見なされがちになっています。
しかし一方で、この角目デザインを「逆に個性的でかっこいい」と評価する声も増えてきています。特に旧車ブームやカスタム文化の広がりにより、「人と違うバイクに乗りたい」「ダサいけど愛着が湧く」といったユーザー層が支持しており、ネット上でも「角目渋い」「あえて選びたい」といったポジティブな口コミも見られるようになりました。
つまり、角目モデルは見た目の好みで評価が大きく分かれる存在であり、その“ダサさ”すらも個性として楽しむスタイルが定着しつつあるのです。
「渋い」と再評価の声も?角目スーパーカブの魅力とは

一時は「ダサい」と不評だったスーパーカブの角目モデルですが、近年ではその独特のデザインが「渋い」として再評価されつつあります。角目ライトの直線的なシルエットや、重厚感のあるフロントマスクは、見る人によっては「無骨でカッコいい」「レトロフューチャー感があって味がある」と捉えられるようになってきました。
特に30代〜50代のバイク愛好家を中心に、「昔乗っていた懐かしい角目カブをもう一度手に入れたい」という声や、「今の丸目ばかりのラインナップにはない個性が角目にはある」という意見も増えています。また、年式的にも角目モデルは1990年代〜2000年代初頭に生産されたものが多く、今では希少性が高まりつつある存在です。
そのため、角目スーパーカブは「クラシックでもない、現代的でもない」独自のポジションを持ち、それが逆に“玄人好み”として人気を集めているのです。角目モデルにしかないシルエットや、少し無骨で男らしい印象が、カスタムベースとしても映える要素となっています。
さらに「角目=ダサい」という先入観があった分、それをあえて選ぶことで“人と違うスタイル”を楽しめるという魅力も。たとえば角目を活かしたミリタリーテイストのカスタムや、あえてビンテージ風に仕上げることで、他のスーパーカブとは一線を画す個性を出すことが可能です。
「渋い」「通好み」「味がある」といったワードで語られるようになった今、角目スーパーカブは再び注目を集める存在となりつつあります。ダサいどころか“わかる人にはわかる”スタイルとして、新たな価値が見直されているのです。
実は人気?スーパーカブ角目の魅力と「ダサい」のイメージを覆すポイントとは?

角目スーパーカブのカスタムパーツ事情|個性を出せるアイテムを紹介
角目の丸目化はアリ?見た目を変えて楽しむユーザーの工夫
「ダサい」が「味がある」に?角目スーパーカブのレトロな魅力
角目スーパーカブの年式別に見るおすすめモデルと選び方のコツ
スーパーカブ角目がダサい、不人気って本当?年式・型式別に魅力を徹底分析!の総括
角目スーパーカブのカスタムパーツ事情|個性を出せるアイテムを紹介

スーパーカブの角目モデルは、その独特なデザインから賛否が分かれる存在ですが、カスタムベースとしては非常に魅力的です。特に近年では、角目スーパーカブをベースにしたオリジナルカスタムが注目されており、個性的な1台を作りたいユーザーにとっては理想的な素材と言えるでしょう。
角目モデル向けのカスタムパーツは意外にも豊富で、特にフロントまわりの変更が人気です。ヘッドライトやウインカー、ハンドルまわりの交換によって、全体の印象をガラッと変えることができます。たとえば、角目の武骨な雰囲気を活かしてミリタリースタイルやボバースタイルにカスタムするユーザーも多く、男前なバイクに仕上げることが可能です。
また、パーツ選びの自由度が高い点も魅力のひとつです。市販されている「角目用カスタムパーツ」は、リアキャリア、シート、マフラー、フットペグなど幅広くラインナップされており、予算に応じて段階的にカスタムを楽しむことができます。特に人気なのが、ヴィンテージ風の本革シートや、クラシカルな雰囲気を出せるサイドバッグの装着。これらは角目の直線的な印象をやわらげ、バランスの取れた仕上がりにしてくれます。
さらに、最近では角目専用のカスタムキットも登場しており、初心者でも比較的簡単にスタイルチェンジが可能になっています。純正の無骨さを活かしつつ、色や質感、パーツの質で自分らしさを演出するスタイルが主流です。
一見「ダサい」と言われることもある角目スーパーカブですが、カスタム次第ではその無骨さが魅力に変わります。むしろ、万人受けしないからこそ「他と違う」を実現しやすく、自分だけの一台を作りたい人にとって、角目モデルは最高のキャンバスと言えるでしょう。
角目の丸目化はアリ?見た目を変えて楽しむユーザーの工夫

スーパーカブの角目モデルに乗っているユーザーの中には、「やっぱり丸目が好き」「レトロな雰囲気を出したい」と感じる人も少なくありません。そんなニーズに応える形で、近年では“角目の丸目化”が一部カブ愛好家の間で注目を集めています。
この「角目→丸目」カスタムは、見た目の印象を大きく変える手法として人気で、オールドカブらしさを取り戻すだけでなく、愛車への愛着も深まる改造です。
丸目化の方法としては、角目ライトユニットを取り外し、丸目用のライトケースやステー、ステー一体型のメーターパネルなどを流用・交換するという工程が主流です。スーパーカブのフレーム設計は比較的共通性があるため、多少の加工で移植が可能なケースも多く、DIYでチャレンジするユーザーも増えています。特に「C50」「C90」などの純正丸目パーツを使用することで、自然な仕上がりが可能になります。
また、パーツショップやネット通販でも「角目→丸目化キット」や、互換性のある汎用ヘッドライトが販売されており、カスタムのハードルは意外と低めです。中にはウインカー位置やハンドルまわりまで一新し、まるで別車種のように仕上げてしまうケースもあります。
一方で、角目ならではの無骨で直線的なデザインが好きという声もあるため、丸目化には賛否があるのも事実です。「せっかくの角目を活かしたカスタムを楽しむべき」という意見も根強く、角目らしさを活かしたままクラシックテイストに寄せる方法も人気です。
とはいえ、見た目の印象を大きく変えられる“丸目化”は、角目モデルに新たな命を吹き込むカスタムとして魅力的な選択肢です。角目が「ダサい」と言われるなら、自分好みに「かっこよく」変えてしまう。そんな自由さこそ、スーパーカブの最大の魅力と言えるでしょう。
「ダサい」が「味がある」に?角目スーパーカブのレトロな魅力

かつて「ダサい」と揶揄されてきたスーパーカブの角目モデルですが、近年ではその“ダサさ”こそが「味がある」として見直されつつあります。特に旧車・レトロブームが再燃している中で、無骨で直線的なデザインを持つ角目スーパーカブが“古き良き時代”を感じさせる存在として、独自の価値を放っています。
角目モデルの魅力は、なんといってもその**「中途半端さ」ゆえの個性**です。丸目のカブが持つ柔らかくクラシカルな印象とは異なり、角目モデルは1980〜2000年代の実用車らしい機能重視のスタイル。時代の空気を反映したこのデザインは、一周回って新鮮に映るようになっています。「レトロモダン」や「昭和感が逆に新しい」と感じる若年層も増えており、Instagramなどでも角目モデルの投稿が徐々に増えてきています。
また、角目スーパーカブは「自分だけの一台」を作る土台としても魅力的です。あえて“野暮ったさ”を活かしたカスタムや、レトロな配色・ステッカーなどを取り入れた装飾で、「無骨だけど味がある」「クセになる見た目」を演出する人も増加。ツヤ消し塗装やビンテージ風のシートなどを組み合わせれば、まるで旧軍車両や郵便車のような独特の雰囲気が生まれ、他と差別化されたバイクになります。
さらに、角目のスーパーカブは街中であまり見かけないため、希少性の面でも優位です。旧車好き、マニア志向、ヴィンテージファッションに敏感な層からは、「わかる人にはわかる」という特別感を感じさせてくれる存在として再評価されています。
つまり、「ダサい」と言われていた角目スーパーカブは、今や“通好み”のバイクへと変貌を遂げつつあります。その独特なデザインは、時代を経て“味”として成熟し、新たな価値を生み出しているのです。
角目スーパーカブの年式別に見るおすすめモデルと選び方のコツ

角目スーパーカブは、その見た目から好みが分かれる一方で、耐久性や燃費の良さ、カスタムのしやすさなど、実用面での評価は非常に高いモデルです。とくに中古市場では、年式や型式によって装備や仕様が異なるため、自分に合った1台を選ぶためには年式ごとの特徴を知っておくことが重要です。
まず、スーパーカブ50カスタム(C50・AA01型)は1982年頃から角目デザインを採用し、2007年まで生産されていました。このモデルは軽量で取り回しがしやすく、街乗りや通勤に最適です。2000年代前半のモデルになるとセル付きや燃料計が付くなど装備も充実しており、初心者でも扱いやすいのが魅力です。
次にスーパーカブ70カスタム(C70K3以降)は1980年代から1999年ごろまで生産され、現在は中古での流通がメイン。50ccに比べてトルクが強く、坂道や2人乗りにも余裕があるため、少し距離を走る人におすすめです。状態の良い個体は減ってきていますが、整備済みであれば長く乗れる一台です。
そしてスーパーカブ90カスタム(HA02型)は1982年〜2007年頃まで販売され、角目モデルの中でも特に“働くバイク”として高評価を得ています。新聞配達など業務用に使われていた車両が多く、走行距離が多い傾向はありますが、エンジンの耐久性は抜群です。パワフルかつ経済的なので、長距離通勤やツーリングにも最適です。
角目モデルを選ぶ際のコツは、「見た目」よりも「状態」と「装備の充実度」で選ぶこと。年式が新しいほどセル付き・12V化・メーター改良などの恩恵があるため、できれば2000年代前半以降のモデルを狙うと失敗が少ないです。また、カスタムを前提にしている場合は、相場が安定している角目モデルをベースにすることで、予算を抑えて理想のバイクを作ることができます。
スーパーカブ角目がダサい、不人気って本当?年式・型式別に魅力を徹底分析!の総括

詳しく見ていくと、実は単なるレッテルでは語りきれない奥深い魅力があることが分かります。確かに、丸目モデルと比べて愛嬌のある印象に欠ける点や、時代背景を強く感じさせる直線的なデザインが敬遠される理由にはなっていました。
しかし、1980年代から2000年代初頭に登場した角目カブは、実用性・耐久性に優れたモデルが多く、業務用として広く使われていた実績があります。「C50」「C70」「HA02」など、角目モデルの型式はそれぞれ明確な特長を持ち、乗り方や使用目的に応じた選び方が可能です。また、状態の良い中古車が比較的安価で入手できる点も、実は大きなメリットと言えるでしょう。
さらに近年では「角目=渋い」「角目カスタムがかっこいい」といった再評価の動きもあり、DIYで丸目化したり、角目の無骨さを活かしたレトロカスタムを楽しむユーザーも増えています。InstagramやYouTubeでも「角目スーパーカブ カスタム」などの検索ボリュームが伸びており、ただの“ダサいモデル”とは一線を画す存在感を示しつつあります。
結論として、スーパーカブ角目モデルは「不人気・ダサい」という表面的なイメージとは裏腹に、性能・価格・カスタムの自由度において非常に優秀な一台です。人とは違うスタイルを楽しみたい、コストを抑えてカブライフを始めたいという方にとっては、むしろ“通好みの名車”といえる存在でしょう。
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